10月20〜22日、JIA建築家大会(メイン会場:なはーと)に参加するため、
今年の開催地である沖縄へ行ってきました。
空港からモノレールに乗って市街地へ入ると、
すぐにみえてくる見慣れない街並みにわくわく。
立ち並ぶコンクリートブロックの建築、
いたるところに見ることのできる花ブロック、
ブーゲンビリアが咲く街路樹。
なにより暖かい…
初めての沖縄に興奮しました。
ホテルの近くには、
黒川紀章の設計、沖縄県庁舎。
正面玄関にはシーサーが鎮座して、
前の広場はなんとも沖縄らしい構成です。
国場幸房の設計、那覇市役所。
SFに出てくるような佇まい。
沖縄の建築はどこもそうですが、緑との調和が素敵です。
首里城、
2019年の火災により全焼した首里城ですが、
再建が進められておりその様子を見学させていただきました。
レンタカーを借りて少し遠出もしました。
世界遺産の今帰仁城跡、
海が一望できる山の上に建つ堅牢な石垣の城壁。
扇型に広がり、蛇行する形が特徴的でした。
城をグスクと読むことも初めて知りました。
象設計集団が設計した今帰仁村中央公民館、
赤い柱が特徴的。
現在も工夫しながら使用されている姿が見れました。
そして、美味しいものもいろいろ。
今回の大会のテーマが「失われたことで みえてくるもの」とされていました。
沖縄の本土復帰50周年という節目に行われたこの大会に参加できたことは意義深く、また自分の不勉強に気づかせれることがたくさんありました。
首里城についてだけでも、1945年に戦争により一度完全に破壊されていることも、焼失したのは復元であったことも知らず、琉球王国はどれくらい続いていたのか、そもそもなぜ県なのかになったのかという歴史も知らずにいることに気付きます。
今回のテーマが「建築」だけでなく、地域やまちへも心を向かわせる素敵なテーマだと感じました。
初沖縄、とてもいい研修でした。
スタッフ_T