Monthly Archives: 12月 2021

びわ湖材を地域に/(仮称)北落コミュニティセンター

5年がかりで地域の皆さんと取り組んできたコミュニティ施設が完成、12月26日(日)に竣工式が執り行われました。天気予報が的中し雪が降る日となりましたが、地域の皆さんと一緒に竣工のお祝いをすることができました。皆さん、とても良いお顔をされています!

みんなで集まれる大きな軒下が魅力の、地域の景観にも配慮したシンプルな建物です。地蔵堂のある公園広場の一角にあった古い倉庫を解体し、皆さんが使いやすいように配置計画も見直しました。

また、建物の躯体には滋賀県産の「びわ湖材」を使用しています。「びわ湖材」とは琵琶湖の水源となる流域の森林で伐採された滋賀県産の木材をそう呼んでいますが、地域や環境を守るための森林整備やモノづくり・木造建築に関わる産業や職能をつないでいくために活用していく取り組みが県下でも広がっています。北落地区の皆さんにもご理解をいただき、一緒に取り組んでいただくことができました。

お祝いの後でいただいた、温かい豚汁がとても美味しかったです!

おかわりしちゃいました。

 

中津で

大阪・北梅田での実務講習会にスタッフみんなで参加、久しぶりに1日みっちりの勉強。
夕方、「終わった〜」ということで、平居が設計事務所勤務時代を過ごした中津を一緒に散策。ここは今もなお、ビルに囲まれながらもヒューマンスケールの小径空間が残る貴重な場所です。
変わったことといえば、昔は向かいの長屋から暮らしの音や匂いが流れてきたものですが、例に漏れず、すっかりリノベーションされたゲストハウスと個性的なショップたちに生まれ変わって少し華やいでいました。

突然電話をしたにもかかわらず、お世話になった当時の所長にも会うことができ、平居がしばらく住まわせてもらっていたペントハウスのビルのオーナーのお店でビールと晩ごはん、その後は総合計画の公開空地にそびえ立つビルの谷間で、40年以上もたくましく屋台営業を続けるさんちゃんのたこ焼きをつまみながら相変わらずのスペシャルトークにお腹を抱えて笑い、懐かしくも貴重な時間を大切なスタッフと共有することができました。

何て素敵な時間。一緒にやっている人たちが、僕が建築を学んできた大切な場所や体験を尊重してくれて、共有できることがとても嬉しかったです。本当にありがたい、いいチームやなあ、としみじみ。

Life is narrative.

そのコンセプトの原点は、今から思えば小説みたいにモラトリアムな日々を過ごしていた、ここでの毎日だったのかもしれません。

(ヒライwrote)

 

 

鉄骨建て方でした

夏頃から着工している多賀町の学童施設の建て方でした。
小雨降る中でしたが職人さんが手際よく進めてくださり、2日目には建物の輪郭が見えてきました。
この施設には多賀町産材の木材が内装や下地などに使用され、先日県の材料検査も無事終わったばかり。
完成時には見えてこない部分の材料ですが、綺麗な桧や杉を納品してくださっています。
春の完成目指して、職人の皆さんよろしくお願いいたします!