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くにうみ醸造所、美味しいクラフトビールを多賀で

多賀の景色が、また新しくなります。
近江鉄道「多賀大社前駅」から大鳥居をくぐって左手に
「くにうみ醸造所 KUNIUMI BREWING+BREW PUB Thistle」ができあがってきました。
長らくシャッターが閉まっていた老舗のお菓子屋さんを改修させていただきました。

ここで醸造されたおいしいクラフトビールを楽める日ももうすぐです。
BREW PUBの客席エリアと厨房はスタンバイできました。

現在は醸造部門の調整をしながら、施設のオープンの準備を進めています。

少しづつ仕上がっていく「くにうみ醸造所」にワクワク!

多賀大社お田植祭てぬぐい図案を奉納しました

6月の第1日曜日は多賀大社の御神田でお田植祭が執り行われます。そして、そのお祭りの記念品としての「てぬぐい」があります。

多賀大社参集殿ホールの「御神木図」、多賀講レセプション室(A.SITE設計)の「飯盛木之図」を制作奉納された水墨画家 濱中応彦がこのてぬぐいの新たな図案を手がけることとなり、本日ご一緒して、新しい図案を奉納しました。

図案をお渡しするだけのつもりでしたので、ふたりとも私服で伺ったのですが、奉納帳に記名の後、本殿でのご祈祷をしていただけることに。

 

お田植祭という文化とともに、濱中先生の仕事が後世に引き継がれていくお手伝いをさせていただけたことは、大変嬉しい体験となりました。

新しいお田植祭のてぬぐいが楽しみです。

伊吹山の麓で

伊吹山が大きく見える麓のまちで、ひとつの改修工事が始まりました。

生まれ育った実家で、新しい住まいとお菓子工房を営まれる若いご夫婦のお手伝いです。
設計も決まり、契約も終わり、無事解体工事が始まりました。

昔ながらの建前で床下は土のままでしたので、転圧後、防湿のためのコンクリートを打設します。
また、これから先、安心して建物を使っっていただくためにしっかりと防蟻処理も行いました。

見慣れた在所の景色が、少し新しい営みが加わることで素敵に更新されていく、
そんな経験を積み重ねながらまちは未来へつながっていくのですね。

紅葉の頃、オープン予定です。

お楽しみに!

仕事始め

琵琶湖畔のマンション最上階の一室を改修している現場確認のため、
高速道路が混みそうなタイミングをはずして移動です。
一般的にはお正月休みからの連休!ですが、
こんな時こそじっくり現場と向き合う時間をいただいています。


解体しないとわからない納まりもあったりで、
現場の皆さんにもお手間を取らせたりしましたが、
ようやくフォルムができ上がってきました。
現場に行くたびに楽しみな琵琶湖の景色も、
仕上がった室内にどのように映えてくるのでしょうか。


ともすれば画一的なマンションの一室ですが、
工夫をすればとても豊かな空間に生まれ変わります。
完成が、とても楽しみです!

あけましておめでとうございます!

昨年の大雪とは打って変わって、比較的穏やかな新年となりました。

2023年の仕事始めは、ゲストの方々と共に毎年恒例の多賀大社本殿でのご祈祷からスタートです。
今年はいつもより少しだけ早めの日程としたためか、仕事始めのご祈祷を受ける方が大変多く1時間半ほど待つことになりましたが、かえってゆっくりとお参りをすることができました。

 

昨年は、しっかりと時間をいただき、じっくりと取り組ませていただける仕事に恵まれました。
ありがとうございました。

今年も、早々に進行中のプロジェクトについて濃いミーティングをさせていただくことができました。ゴールにたどり着くまで、一生懸命取り組みます。

他にも住宅、店舗併用住宅、低層の集合住宅、店舗+スケートパーク、デイサービス+グループホーム、お茶室の設えなどの建築案件(そしてプロポーザルにも取り組みたい!)、建築のお手伝いをした事業所の販売促進物デザインや名刹のWEB制作などのメディア案件、びわ湖材でデザインしたロッドスタンドの発売が決定したり、まちづくりへの取り組みのお手伝いなど、スタッフ総力をあげてお手伝いさせていただく機会をいただいています。

「どうつくるか」そして「Life is Narrative…」を胸に、進化していけるように今年も頑張っていきたいと思います。
本年もよろしくお願いします!

エーサイト一同

本を買う

久しぶり、何年ぶりでしょうか、

先日、リートフェルトの本を購入させていただいたご縁から、洋書屋さんに事務所まで来ていただきました。

手に取ると欲しくなりますし、特に写真がいっぱい入った建築の本はちょっとお値打ちなんですが、、何冊もゆっくりと見せていただき、建築の本2冊と、ブランディングの本を2冊購入しました。

最近は、インターネットでなんでも閲覧したり、情報を仕入れることができるのですが、書籍の持つ、ページに誘い込まれる感じや手許に情報をとどめている安心感には特別なものがあります。

あとは、お勧めいただく本も洋書屋さん次第で、どんな本をご紹介いただけるかなあ、というのも楽しみの一つです。

たまには来ていただいて、本の話を皆でワイワイできると良いなーと思いました。

 

伝えること

実務の一方で、伝えるために手を動かす、描いてみる、という授業を週に一度受け持っています。
コミュニケーションをとるためには、何らかの方法で思いや考えを相手に伝えるのですが、具体的に理解してもらうためには、言葉をつくし、それとはっきりわかるように伝える効果的な手段が必要です。

私たちのまわりには、とてもたくさんの方法やツールがあり、使いこなしさえすれば本当に便利。しかし、伝えたいことには優先順位があるはずで、その要点の伝え方にも個人差があります。自分なりの伝え方を持つことが大切で、その選択肢を試したり、トレーニングしてみたりする機会があると良いですね。

誰でも取り組める「絵を描く」というひとつの方法。少しでも的確に伝えるヒントがあれば、自分の良さを生かしてそのスキルを使うことができますよね。

そんな思いで、「建築スケッチ」という授業を受け持って3年目になりました。視点や消失点、パースペクティヴのポイントや着彩を少しだけ伝えています。「あ、そうそう、そうでしたねー」ということも、学生たちに教えながら思い出すこともあります。3時間を超える長丁場の授業なのですが、最後のチャイムがなるまで取り組んでる学生もいるくらいです。鉛筆をナイフで削り、直線と正方形・立方体を描くことから始まる毎回の授業は、課題を使ったコミュニケーションのトレーニングなのかな、と思っています。

そしてたまには、外に出て村野藤吾の遺作をスケッチしたり。

半年経つと上手に描けるようにもなってくるし、モチベーションも上がるみたいです。単位もちゃんともらえるし、コミュニケーションに大事なこともなんとなくわかってくるし、、、こんなことも建築の入り口になったら良いなあ、と学生と一緒に育つつもりでやっています。(H)

Two Steel Structures

春爛漫のとても暖かい日となりました。

JR米原駅の近く、東海道本線沿いで取り組んでいた鉄骨造2棟の施主検査を受けました。

JRの保線を支えておられる事業所の敷地内に、保線のためのさまざまな機材を格納する倉庫と、昼夜を問わず作業に従事される皆さんが支度と休憩される建物を1棟ずつ建設しました。

 

他の現場と同様に鋼材などの納入状況に不安もありましたが、予定工期からの遅れも小さく納めていただきました。

JR在来線(上り)からの新しい景色が生まれましたよ。

京町の家、地鎮祭

景観上の規制も厳しい彦根の城下町で、地鎮祭を執りおこなっていただきました。今年一番の建築吉日だそうです。


90%の降水予報にもかかわらず、本格的に降るまでにはご祈祷もなんとか終わりましたが、地鎮祭では初めて経験するような強い風で、お供えやテントが飛ばされないかとヒヤヒヤしました。

多賀出身の施主さまが、子供の頃に境内でボーイスカウト(犬上第1団)の活動をされていたというご縁から多賀大社にご祈祷をお願いされました。強い神風のご加護のもとでのお祓いということで、工事の安全と滞りのない進捗を皆さんとともにお祈りしました。

「京町の家」、夏の竣工に向けての着工です。

 

「A.SITE」

JR米原駅から、東海道本線の名古屋方面行き(上り)の在来線に乗車、

発車して数十秒後、左手を眺めていると目に入る(はずの)工事シート。

スマートフォンを構えていただき、テントのQRコードを読み込んでいただくと、、、

現在、そのようなロケーションで鉄骨造の建物に取り組んでいます。

3月前半は、おそらく足場も残っていることと思いますので、

米原駅よりJR上り線に乗車の際には、スマホ片手にご注視くださいませ!