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長浜景観広告賞、受賞!(ぺんぎん食堂)

オープンして3年目を迎える長浜市の人気居酒屋「ぺんぎん食堂」さまが、令和3年度長浜景観広告賞を受賞されました。

場所を探すことからご一緒して、巡り合った小さな平屋建てを、ぺんぎん食堂さまの仲間の皆さんと一緒に作り上げてきました。ひとつ一つをご自身で確かめながら、ものづくりを本当に大切にしておられる様子も見てきました。

サインに使われている「ぺんぎん」は、まさにオーナーさまの姿です。フライパンを握りしめ、お料理をお客さまに振舞う姿は親しみがあり、美味しい料理にお客さまの口元も緩みっぱなしです。

小さいけれども、こんなステキなお店なんです。

今後ともよろしくお願いします!

 

ぺんぎん食堂  www.penguin-syokudo.com

鉄骨検査

1月末に、鉄骨造の物件2棟の建て方を控えています。
心配されていた鋼材の納入もなんとか完了し、雪が降りしきる中、加工済みの構造材の確認のため工場に伺いました。

サイズと仕様の確認、そして超音波探傷試験です。超音波探傷試験は、部材がきちんと溶接されているかをひとつひとつチェックしました。

今年は雪が多いようで、現場の進捗も心配ですが、安全に作業が進むように打ち合わせを済ませました。2月には建物が姿を現す予定です。

 

あけましておめでとうございます

2022年が明けました。

昨年末からの大雪での除雪作業にかかりきりとなり、やり残した仕事や準備を抱えたままの年越しとなりました。しかしながら、充実した年の始まりとなるように頑張っていきたいと思います。

今年は、監理業務が続いている「放課後児童クラブ施設」「倉庫+休憩施設」、新たに建築する「京町の家」「津里のアトリエ」「新海浜の週末住宅」「びわ湖材のグループホーム」、積極的なリノベーション案件である「ブリュワリー+レストラン」「珈琲焙煎所+ショップ」「パティシエのためのキッチン+ショップ」「旧家の減築改修」「Re:SITE of A.SITE」などに取り組みます。いずれも物語性を大切にした、A.SITE らしい場所づくりを目指したいと思います。

建築と併行したデザイン業務も、より良い場所づくりを提案できる企画力を鍛えながら充実させていきたいと思います。

A.SITE が事務所を構える多賀のまちの中でも、地域の皆さんと一緒にできる取り組みに協力しています。例えば、まちづくりと文化財の保護と有効活用を目指す「多賀町文化財保存活用地域計画」( https://www.town.taga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000001/1545/tagabunka-01.pdf )に沿った「登録文化財」登録の準備(昨年オープンした「せんなり亭伽羅 多賀別邸」も含まれます)や、目指せるビジョンをわかりやすく伝えることなども、多賀の地域づくりに取り組む「一般社団法人 杜ノ実」のメンバーとしてお手伝いしていきます。

Life is narrative.

エーサイト、21年目に入ります。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

2021.01.01.

A.SITE / ヒライ シン+北川菜緒子+谷涼香

びわ湖材を地域に/(仮称)北落コミュニティセンター

5年がかりで地域の皆さんと取り組んできたコミュニティ施設が完成、12月26日(日)に竣工式が執り行われました。天気予報が的中し雪が降る日となりましたが、地域の皆さんと一緒に竣工のお祝いをすることができました。皆さん、とても良いお顔をされています!

みんなで集まれる大きな軒下が魅力の、地域の景観にも配慮したシンプルな建物です。地蔵堂のある公園広場の一角にあった古い倉庫を解体し、皆さんが使いやすいように配置計画も見直しました。

また、建物の躯体には滋賀県産の「びわ湖材」を使用しています。「びわ湖材」とは琵琶湖の水源となる流域の森林で伐採された滋賀県産の木材をそう呼んでいますが、地域や環境を守るための森林整備やモノづくり・木造建築に関わる産業や職能をつないでいくために活用していく取り組みが県下でも広がっています。北落地区の皆さんにもご理解をいただき、一緒に取り組んでいただくことができました。

お祝いの後でいただいた、温かい豚汁がとても美味しかったです!

おかわりしちゃいました。

 

中津で

大阪・北梅田での実務講習会にスタッフみんなで参加、久しぶりに1日みっちりの勉強。
夕方、「終わった〜」ということで、平居が設計事務所勤務時代を過ごした中津を一緒に散策。ここは今もなお、ビルに囲まれながらもヒューマンスケールの小径空間が残る貴重な場所です。
変わったことといえば、昔は向かいの長屋から暮らしの音や匂いが流れてきたものですが、例に漏れず、すっかりリノベーションされたゲストハウスと個性的なショップたちに生まれ変わって少し華やいでいました。

突然電話をしたにもかかわらず、お世話になった当時の所長にも会うことができ、平居がしばらく住まわせてもらっていたペントハウスのビルのオーナーのお店でビールと晩ごはん、その後は総合計画の公開空地にそびえ立つビルの谷間で、40年以上もたくましく屋台営業を続けるさんちゃんのたこ焼きをつまみながら相変わらずのスペシャルトークにお腹を抱えて笑い、懐かしくも貴重な時間を大切なスタッフと共有することができました。

何て素敵な時間。一緒にやっている人たちが、僕が建築を学んできた大切な場所や体験を尊重してくれて、共有できることがとても嬉しかったです。本当にありがたい、いいチームやなあ、としみじみ。

Life is narrative.

そのコンセプトの原点は、今から思えば小説みたいにモラトリアムな日々を過ごしていた、ここでの毎日だったのかもしれません。

(ヒライwrote)

 

 

秋晴れの上棟日

びわ湖材(滋賀県多賀町産材)を活用し、隣町の小さな集落のコミュニティ施設が無事に上棟を迎えました。地域材の量は15㎥、主に構造材として利用しています。

心配された台風の影響もなく、きれいな秋の空の下、こじんまりとした建物が建ち上がりました。活動スペースとして設けられた大きな軒下に、地域の皆さんが笑顔で集う日が待ち遠しいです。

終活上棟?いやいや、まだまだ!

仲良くさせていただいている、ご夫婦のお宅の改修でした。
お年齢を召されてきて、2階の寝室を1階へ、そして隣に小さなリビングも増設されました。

リビングの棟上げの際に、棟木に筆書きお願いします、とお願いしていたのでふと上を見上げると、なんと「終活中」の文字。

まだまだですよ〜と笑いながらも、建築っていうのはいつも皆さんの節目になることが多く、ここからさらに幸せな毎日を過ごしていただきたいと強く感じました。

空から光が降り注ぐ、気持ちの良いリビングになりました。

多賀講総本部の3ヶ月点検

多賀大社(滋賀県多賀町)の多賀講総本部、引渡し後の3ヶ月点検でした。
昨年、ご指名をいただき、お正月に向けての改修工事のお手伝いをさせていただいたのですが、二間続きの和室が、直接外からスムーズにアプローチできる風除室付きの広い洋室になりました。

多賀のご神木のひとつ「飯盛木(いもろぎ)」と「先食鴉(せんじきがらす)」をモチーフとした水墨画、「飯盛木之図」(濱中応彦氏筆)ご奉納のお手伝いもさせていただきました。
(参集殿エントランスホールの「御神木図(杉坂峠の杉)」に続きふたつめの大作のご奉納となりました)

コロナ禍で参拝の方も減ったとお聞きしましたが、分散してのお詣りで、多賀講の皆さまにも随分とご利用いただき、広く明るく快適になったとご好評だったとお聞きしています。

多賀大社の広報誌にも大きく掲載していただきました。

多賀大社にお詣りの際には、ぜひお立ち寄りください。

(下は参集殿エントランスホールにある「御神木図」、襖4枚分の大きさです)

あけましておめでとうございます

新年を迎えました。
今年はどのような年になるんでしょうか。

エーサイトも、設立20年を迎えようとしています。
まだまだ未熟なところもあり、しっかりしなさい、と励ましていただきながらも応援していただき、少しづつ実績を重ねてくることができました。
本当にありがとうございます、感謝しかありません。

2021年は、住宅、店舗、企業の施設、学童施設に取り組ませていただきます。
また、まちづくりの視点から、登録文化財の指定をめざす案件にもチャレンジしようと考えています。

とにかく、学びも深めながら、より良い一年を積み重ねることを肝に銘じて頑張りたいと思います。

本年もよろしくお願い申しあげます!